山﨑啓子先生のページ

臨床では、ICU(集中治療室)・NICU(新生児集中治療室)・GCU(新生児治療室)・小児科病棟で、年齢層も幅広く、様々な病気の患者さんに看護を行ってきました。看護師は、24時間患者さんのそばにいるため、多くの情報を得ることができます。得られた情報をチーム医療(医師・看護師・薬剤師・リハビリテーション技師など)のメンバーと共有しながら、患者さんにとって安心できる医療の提供に心がけてきました。

大学では、小児看護学領域を担当しています。社会の変化に伴い、小さなこどもと関わる機会がなく、こどもについてのイメージがわかない学生もいるので、様々な教材(モデル人形や写真、DVDなど)を用いて、こどもについて理解してもらう工夫をしています。年齢や発達状況でこどもたちの感情表現が違うことを知ってもらう場合には、年齢別の表現方法の違いだけでなく、こどもの発達状況に合った対応方法も説明しながら、こどもの特徴を教えていきます。講義や演習では、病院実習の時に病気のこどもたちと自然なかたちで関わることができるような準備をしています。このほかには、1年生のチューター(担任)をしています。チューターとして、学生たちの学習面だけでなく生活面の相談を受けることも私の役割です。

 様々な患者さんと関わる中で、私は先天性心疾患の看護に興味を抱き、その研究に取り組んでいます。先天性心疾患患者は、医療技術の進歩により、多くの方々が大人になっても生活できるようになってきました。彼らが、社会的に自立し、疾患を持ちながらも充実した生活を送ることができるためには何が必要なのか、医師やそのほかの医療スタッフとともにその支援方法を検討しています。