新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言に対する対応方針について

令和2 年(2020 年)4 月8 日

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言に対する
宇部フロンティア大学及び短期大学部の対応方針

 

理事長 相原次男
学長 長坂祐二

 

 4 月7 日、政府から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されました。対象地域として、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県が指定されました。宣言の要点として、対象地域では人との接触を80%制限するよう要請され、施設の休業を要請する可能性があるリストの筆頭に大学が挙げられています。山口県の対応においても、対象地域への移動の自粛に加えて、対象地域からの流入の自粛も要請されています。
 このような状況を踏まえ、本学の学生の健康を守り、感染拡大を抑制するための対応方針を作成しましたので、ご理解、ご協力をお願いします。
 状況は日々変化しています。本学の対応方針も順次更新してまいりますので、本学のホームページで最新の情報をご確認いただきますようお願いします。

 

 

1.授業開始日について(全員対象)
2.通学制限に関する要請について(全員対象)
3.奨学金説明会の実施について(奨学金受給予定者対象)
4.寮の感染予防対策について(寮生対象)
5.その他(全員対象)

 

 

 

1.授業開始日について

 4/1に実施したオリエンテーションにおいてお知らせした通り、授業開始日を4/20に延期しています。現在の山口県及び宇部市の感染者数の状況から、予定通り4/20から授業を開始します。
 授業の実施に当たっては、教室の換気、手洗いの励行、マスク着用など、感染を予防するために三密(密閉、密集、密接)の回避を徹底します。
 学生の皆さんは、毎朝の検温などオリエンテーションで説明したパンフレットを参考にして健康管理に努めて下さい。もし、発熱など体調不良が出現した場合は「自宅待機*」して下さい。自宅待機の考え方については、「*「自宅待機」の取扱方針」を参考にして下さい。
 公共交通機関を利用した通学で、バスなどの混雑が予想される場合は、早い時間帯の便に変更するなどの工夫を行って下さい。

 

*「自宅待機」の取扱方針
  • 自宅で37.5 度以上の発熱、咳、痰、下痢、全身倦怠感、嗅覚異常、味覚異常などの症状が出現した場合は、原則として登校しないで自宅で待機して下さい。
  • 自宅待機した場合は、待機初日に必ず学生課(電話0836-38-0510)に連絡して下さい。
  • 上記の症状が4 日間持続した場合は、すみやかに保健所に相談して指示に従って下さい。相談する保健所については、オリエンテーションで配布した健康観察表裏面に記載しているそれぞれの住所地を管轄する保健所の電話番号を参照して下さい。
  • 症状が3 日以内に消失した場合は、症状消失後2 日間は自宅待機とし、3 日目から通常の生活に戻っても構いません。
  • 学生課へ連絡の上、自宅待機した場合は、公欠扱いとします。
  • 診断書の提出は不要ですが、自宅待機中の体温や症状などの記録用紙を学生課に提出して下さい。
  • 自宅待機中は、不要不急の外出、人込みへの外出を控えて下さい。ただし、個人での食事や必要な買い物のための外出は制限しません。

 

 

 

2.通学制限に関する要請について

(1)現在、対象地域に帰省している学生

 当該県知事の要請に従い、緊急事態宣言解除(5/7 解除予定)まで帰省先で「自宅待機」して下さい。
 この間の欠席は「公欠扱い」としますので、教務課に連絡して下さい。
 宣言解除後、宇部市内であらためて2 週間の自宅待機を行う必要はありませんが、帰省先から宇部に来るまでの公共交通機関の利用については、マスクを着用する、手すりなどに触れない、人との間隔を2m 以上とるなどの感染予防に十分注意して移動して下さい。

 

(2)現在、対象でない地域に帰省している学生

 4/20 から通学して下さい。
 宇部市内であらためて2 週間の自宅待機を行う必要はありませんが、帰省先から宇部に来るまでの公共交通機関の利用については、マスクを着用する、手すりなどに触れない、人との間隔を2m 以上とるなどの感染予防に十分注意して移動して下さい。
 4/1~4/19 の間に対象地域を訪問している場合は、学生課に連絡して「自宅待機」を行う日程等の指示に従って下さい。

 

(3)4/1 から宇部市内に居住している学生

 4/20 から通学して下さい。
 4/1~4/19 の間に対象地域を訪問している場合は、学生課に連絡して「自宅待機」を行う日程等の指示に従って下さい。

 

(4)北九州地区から通学している学生

 福岡県知事の要請に従い、緊急事態宣言解除(5/7 解除予定)まで「自宅待機」して下さい。
 この間の欠席は「公欠扱い」としますので、教務課に連絡して下さい。
 宣言解除後は、公共交通機関の利用については、マスクを着用する、手すりなどに触れない、人との間隔を2m 以上とるなどの感染予防に十分注意して通学して下さい。

 

 

 

3.奨学金説明会の実施について

 4/9~4/15 にかけて予定されている奨学金説明会は、手続きの遅延が支給の遅延につながる可能性があること、また間違いのない書類作成のためには対面での説明が必須であることから、説明会の会場の感染防止対策を十分に行った上で、予定通り実施します。
 帰省先が対象地域の皆さんは、書類作成後、授業開始日の4/20 まで帰省せず宇部市内に滞在していただきますことを推奨します。

  • 書類作成後、4/20 まで宇部に滞在した場合の自宅待機期間は、宇部に来てから2 週間です。
  • 書類作成後に帰省した場合は、宣言解除(5/7 解除予定)まで帰省先での自宅待機になります。

 なお、この期間に手続きができない場合は、支給日が1 ヵ月遅れる可能性があります。

 

 

 

4.寮の感染予防対策について

(1)感染者が報告されていない場合

1)キッチンの共用について

      • 調理器具(包丁、鍋など)は、共用しないで下さい。
      • 使用した調理器具は後片付けし、キッチンを清潔に保って下さい。
      • 水道蛇口、コンロ、スイッチなどは使用したら消毒して下さい。
      • キッチンで会食はせず、自室で食事をとるようにして下さい。

 

2)日常の注意

      • 飛沫と接触を避けて下さい。
      • マスクを着用して過ごして下さい。
      • マスクを着用しない状況では、立ち話などで長時間接触しないで下さい。
      • それぞれの行動(誰と過ごした、誰と食事したなど)を、各自で記録しておいて下さい。

 

(2)感染者が報告された場合

    • 感染者は、保健所の指示でその日のうちに病院などへ移動します。
    • 感染者の居室は、換気を行い、使用を禁止します。
    • 寮内の消毒は、保健所の指示に従って実施します。
    • 感染者以外の寮生は、濃厚接触者になる可能性があるので、保健所が入るまで寮内で待機して下さい。
    • 全員が濃厚接触者になるとは限りません。接触があったかなかったかで、リスクが分けられます。
    • 保健所の指示より、感染者が最後に滞在した日から2 週間が観察期間となりますので、その間、寮内に待機してもらう必要があります。電話で経過を観察する人もいますし、検査を受ける人もいます。
    • 観察期間中の外出制限の程度については、保健所の指示に従います。
    • 観察期間終了後、寮の利用は通常の状態に戻ります。

 

 

 

5.その他

(1)差別的な扱いの防止について

 感染拡大地域から来たということで、排除することがないように学生、教職員を指導します。

 

(2)学生、保護者、教職員への周知方法

 本対応方針は、大学及び短期大学部のホームページで公表します。
 各学生に対しては、チューターから電話等で連絡をします。